荒木さん
2019年度入社
入社前から聞いていた情報の一つに「コミュニケーション力が大事である」というものがありました。それを聞いた当時はあまり実感が湧きませんでしたが、実際の仕事に携わってみると、システム仕様の細かい部分についてもチームで情報共有して決定する必要があり、コーディング作業中でも頻繁に報告や相談が必要になる等、入社前のイメージよりも話し合いの機会が多いという印象を受けました。
一番印象に残っているのは、「具体的な数字を用いて報告してください」というアドバイスです。例えば、作業が遅延してしまったことを報告する際、「作業が遅延しています」とだけ報告をしても、30分遅延しているのか3時間遅延しているのかでは状況が全く異なってしまいます。 そのため、「作業が3時間遅延しています」というように、具体的な数字を用いて報告を行うことで相手に伝わりやすくなる、というアドバイス頂きました。私はそれまで具体的な数字を用いるという事を意識をしたことがなかったので、強く印象に残っています。
新人技術研修では実際の開発工程に基づいてチームでアプリケーションの開発を行います。開発工程は設計工程、製造工程、テスト工程と段階的に分かれており、工程を進めるためにはチームで話し合いを繰り返して問題の解決を行うため、工程を一つ進められたとき大きな達成感とチームの一体感を感じられました。
※開発工程は「設計」→「製造」→「テスト」の順で進めます。
実業務において問題が発生した時は、まずは問題の原因を考え、次に問題を解消するための対策を行い、最後に問題が再発しないための対策を行いました。
(入社前に学習しておいたほうがよいと感じた知識)
実際の業務ではプログラミングの技術も大事ですが、それと同じくらい「自分の考えを相手に正確に伝える能力(コミュニケーション力)」も重要であると感じています。
新人研修では、報告・連絡・相談の練習や、実際の開発の流れに基づいた技能演習など、業務で実際に使う技術を学ぶため、新人技術研修での経験がそのまま実業務に役立っています。また、新人研修では、問題に直面した際に自分で解決方法を考え、実践することを繰り返し行います。それによって問題解決に至るまでのプロセスを自ら経験したことが、実業務で最も役に立っていると感じています。
システムが仕様通りに動作するようロジックを考えたり、自分で書いたソースコードが実際に動作しているのはとても面白く、達成感があります。また、発生してしまった問題に対して適切な対策を行い、その結果、問題の再発を防ぐことができた時は、自分の成長を感じることができて楽しいです。
就職活動をしていると、不安や焦りなどのマイナスな感情がわく場合があるかと思います。そんな時は、ゆっくり深呼吸をしてみてください。意外と忘れがちですが、深呼吸をすると心を落ち着かせることができます。特に面接の直前などは緊張しやすいため、深く深呼吸をして心を平常に保った状態で臨めるとよいと思います。